受験の年のお正月は、勉強している生徒が多くいます。
高校受験を目指している中学3年生で、1月に勉強しても点数は上がらないと諦めてしまっている人は損をしてしまいます。
1月の勉強で10点上げることは難しくないと考えます。
しかし、的を絞った勉強に変えないと効果は薄らいでしまいます。
限られた時間で効率の良い勉強をして、あと10点上げられるよう頑張ってみましょう。
目次
漢字・文学史
1ヶ月で国語の得点を上げることは難しいと考えてしまいがちです。
しかし、単元を絞れば点数を上げることは可能でしょう。
1ヶ月で漢検3級に合格した生徒がいます。(漢検を持っていると中学受験・高校受験は有利になるの?)
漢検3級は「中学卒業程度」となっているため、高校入試で出題される漢字が多く含まれています。
また、類義語や対義語、四字熟語も含まれているため、覚えれば得点につながります。
1ヶ月間、漢字の勉強をすることで取りこぼしが減るので、得点が上がると思います。
漢字以外に1ヶ月で得点が上がる単元として「文学史」があります。
文学史は学校によって出題されない可能性もありますが、逆に毎年出題されている学校もあります。
過去問研究をして、文学史が出題されている場合、必ず対策をしましょう。
1ヶ月あれば高校受験に必要な文学史の知識を覚えることが出来ます。
文学史を覚える際、古典も含めて覚えるようにましょう。
「本の名前・作者・ジャンル・時代」は必ず覚えるようにしましょう。
因数分解・資料の整理
数学も1ヶ月でどの単元を勉強したら良いか悩むことでしょう。
まず、最初の計算問題でミスをしないことが大切です。
計算の中に「因数分解」の問題が含まれている学校が多くあります。
そのため、もう一度「因数分解」の練習をしておきましょう。
私立高校の入試問題の場合、複雑な因数分解の問題が出題されることがありますが、他の受験生も練習してきているので、差をつけられないよう練習をしておく必要があります。
また、因数分解が出来ないと2次方程式の問題が解けなくなってしまいますので、苦手な生徒は基礎から復習をしておくにしましょう。
最近の高校入試では、「資料の整理」に関する問題が出題されています。
「資料の整理」は中学校で少ししか時間を取っていなかったり、塾の授業でも軽く扱って終わりにしているケースがあるので注意が必要です。
問題自体はあまり難しくありませんが、用語を覚えておかないと解けなくなってしまいます。
1月中に「資料の整理」の単元は用語の確認をしておくようにしましょう。
公式の確認
高校入試の数学の問題は、「公式」を覚えていると簡単に短時間で答えにたどり着けることがあります。
特に図形分野の公式は重要です。
1ヶ月で公式を全て覚えるのは難しいと思います。
そのため、今までに覚えた公式の確認をすることに重点を置きましょう。
公式をまとめたノートがあれば、そのノートの確認をすれば良いでしょう。
塾で公式をまとめたテキストをもらっていれば、そのノートを確認すれば良いでしょう。
もし、まとめたものがない場合は、1月からまとめノートを作るのは効率的ではないのでやめましょう。
市販の「進学塾プロ講師が教える高校入試 数学 瞬解60」は、公式がまとめられているので確認に使えると思います。
学校で習った公式以外、全く覚えていない場合は、
- メネラウスの定理
- チェバの定理
- 方べきの定理(3つのパターン)
上の3つだけでも覚えておくと便利だと思います。
英単語と英熟語
国語の漢字と同じで、英単語と英熟語を最後まで覚えるようにしましょう。
英単語と英熟語を覚えると、書き換え問題、長文読解などが出来るようになります。
今まで使っていた単語帳をもう一度覚え直すようにしてみましょう。
残り1ヶ月で新しい英単語帳を準備しても、最後まで終わらない可能性があります。
最後まで終わらないまま受験を迎えると、不安になってしまうことがあるので注意が必要です。
そのため、英単語や英熟語はコツコツ覚えていく必要があります。
限られた時間で効率良く覚えるコツとして、まず自分で単語・熟語テストをしてみましょう。
書けた問題は練習せず、書けなかった問題やスペルミスをしてしまった問題だけを直していきます。
直しをする時も10〜20回も練習するのではなく、3〜5回くらいの練習にしておくと良いでしょう。
間違えた問題の直しが終わったら、もう一度テストをしてみます。
その時、1回目よりも出来ている問題が増えていると思うので、また間違えた問題だけを直していきましょう。
テスト→直しのくり返しで、単語・熟語を覚えていくと効率が良いと思います。
見て覚えるだけだと、意味は覚えられても書けない可能性があるので注意が必要です。
まとめ
1月の勉強で高校入試の時に、あと10点上げることは可能だと考えます。
全ての科目で10点上げるのではなく、トータルで10点上げると考えると、可能性は十分あります。
10点上がったことにより、合否が変わることもあるので、最後まで諦めず頑張りましょう。
今回は国語・数学・英語の3科目に絞っていますので、私立高校・公立高校のどちらの入試にも当てはまります。
もし公立高校を志望している場合、理科・社会でさらに得点を上げることが出来ると考えます。
理科・社会は暗記したことによって点数が上がる単元が多いので、勉強時間を多く取るようにしましょう。(公立高校受験の直前期は理科・社会の勉強に特化して効率的に)
最後に勉強した内容が受験で出て、「出来た!」と戻ってきた生徒は多くいます。
逆に、「やっておけばよかった」と戻ってきた生徒もいます。
最後の最後までしっかり勉強し、第一志望校の学校に入学出来るようにして欲しいと思います。
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