お得な塾選びを考えたとき、
- 大手進学塾→難関校を目指す小学生・中学生
- 個別指導塾→部活などで時間が厳しい中学生
- 個 人 塾→公立高校を志望している中学生
今までの経験から上記のように考えます。
それぞれのタイプにつきまして、見ていきましょう。
目次
大手進学塾が向いている生徒
大手進学塾ではオリジナルのカリキュラムに沿って授業を進めています。
また、教材もオリジナルテキストを使っていたりします。
オリジナルカリキュラムやオリジナルテキストを使って、御三家中・早慶付属高校をはじめとする難関校合格に向けた授業が展開されています。
そのため、難関中学校・難関高校を目指しているお子様に向いています。
大手進学塾のメリットとしては、
- 難関校受験のノウハウがある
- 情報力がある
- 小学生:2科・4科 中学生:3科・5科のセット料金
上記のような点があります。
1については、毎年多くの受験生の指導をしている講師はもちろん、それ以外の講師であってもカリキュラムや指導書がしっかりしているので、やることが決まっています。
多くの校舎・教室がある大手進学塾の場合、どこの校舎・教室で授業を受けても同じサービスを受けられるよう研修をしています。
また、受験学年になると志望校別コースが開設されますので、ライバルと一緒に頑張ることが出来ます。
2については、その年の受験終了後に「入試報告会」が行われます。
毎年、入試問題の分析をプロ講師がしていて、その情報が会社内で共有されます。
個人塾などに比べ、多くの学校の分析をしているので、お子様の志望校の情報を教えてもらうことが可能です。
3については、メリットでもありデメリットでもあったりします。
大手進学塾の授業コースは小学生であれば2科・4科のセット、中学生であれば3科・5科のセットとなっていることが多いです。
個別指導塾と同じ時間数で比べると授業料が安くなると思います。
ただ、単科受講が出来なかったり、単科になると割高になってしまうことがあるので注意が必要です。
個別指導塾が向いている生徒
大手進学塾では、学年・クラスによって時間割が決まっています。
個人の都合で時間割を変更してもらうのは難しいです。
したがって、部活などで帰りが遅い生徒の場合、自由に時間を選択出来る個別指導塾が向いています。
個別指導塾の場合、回数・時間数によって授業料が決まっているため、全ての科目の指導をお願いすると大手進学塾よりも高くなってしまうのではないでしょうか。
そこで、苦手科目に絞った通塾を考えてみましょう。
個別指導塾のメリットとしては、
- 指導曜日・時間を指定出来る
- 科目を絞った指導をお願い出来る
- 担当の先生を変えてもらえる
上記のような点があります。
1については、部活や習い事で忙しい生徒にとってはメリットとなります。
部活や習い事を頑張りながら、勉強も頑張って欲しいと思います。
2については、得意科目は自分で勉強し、苦手科目に絞った指導を受けることが可能です。
科目を絞った指導であれば、通塾する回数が減り、授業料を安く抑えることが出来ます。
一人で勉強するのが大変な科目、単元をピンポイントに教えてもらうようにしましょう。
中学受験の場合、大手進学塾と併用で個別指導塾に通っている生徒が多くいます。
中学受験を目指している場合、個別指導塾の指導はプロ講師にお願いするようにしましょう。
3については、大手進学塾であると担当講師の変更は難しいことが多いです。
というのも、予め時間割が決まっているので、変わりの講師をすぐ見つけることが出来ないからです。
その点、個別指導塾であれば、多くの講師(アルバイト)が登録しているので、お子様と先生の相性が合わなかった時に交代してもらうことが出来ます。
ただ、毎回先生が変わってしまう場合は注意が必要です。
個人塾が向いている生徒
公立高校を志望している中学生や、学校の授業の補習をお願いしたい小学生・中学生におすすめなのが個人塾です。
大手進学塾の場合、オリジナルカリキュラムやオリジナルテキストを使用し、難易度の高い学習をしていきます。
確かに難関私立校を目指すのであれば、難易度の高い問題を解く練習が必要です。
しかし、中堅校や公立高校を目指している場合、学校の内申点が重要になってきます。
そのため、学校の定期テストの対策を手厚くしてくれる個人塾を探すことが効果的です。
1〜3つくらいの中学校に的を絞った個人塾が近所にないか探してみましょう。
あまり広告を出していないと思いますので、先輩などに聞いてみるのも手です。
個人塾のメリットとしては、
- 学校の授業に合った内容を教えてくれる
- 先生が変わることがない
- 少人数クラス
1については、1〜3つくらいの学校の生徒を集めているケースが多いので、学校の授業進度に合った内容を教えてもらうことが出来ます。
大手進学塾の場合、オリジナルカリキュラムを使っているので、一般的に学校よりも進度は速くなっています。
また、定期テスト対策も大手進学塾より手厚くしてくれることが多いと思います。
公立高校を考えていて、内申点が必要な人には個人塾の定期テスト対策は向いていると思います。
2については、個人塾ですので先生が変わることは滅多にありません。
大手進学塾の場合、校舎・教室が多いので転勤の可能性があります。
塾によって転勤サイクルは違いますが、先生が異動してしまう可能性があることは間違いありません。
3については、個人塾の場合、教室の数・大きさに限りがあります。
そのため、少人数制となっていることが多いです。
消極的でなかなか自分から質問をすることが出来ないお子様の場合、少人数制の方が向いていると思います。
オンライン指導も検討してみる
コロナの影響で「オンライン指導」を始めている塾や家庭教師も多くあります。
そのため、以前に比べ選択肢が増えているので、お子様の状況にあった塾や家庭教師を選ぶことが出来ます。
また、オンライン指導に講師も慣れてきていると思いますので、より良いサービスが受けられるようになったと思います。
コロナが終息しても部活などで時間的制約がある人には嬉しいサービスではないでしょうか。
まとめ
お子様の志望校・部活の状況などをふまえて、最寄り駅や近所にある塾の体験授業に参加してみると良いでしょう。
体験授業に参加することより、雰囲気を味わうことが出来ます。
体験授業で塾の全てを知ることは出来ませんが、雰囲気が合わないと思った場合は、他の塾の体験授業に参加した方が良いでしょう。
いくつかの塾の体験授業に参加することで、比較することが出来ます。
近年は少子化の影響もあり、塾も生徒集めに苦労しているので焦って決めず、しっかりと見比べることが大切です。
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