初めてのお子様を中学受験させるか迷っている保護者の方は多いと思います。
- 中学受験の勉強っていつから始めるの?
- 塾代はどれくらいかかるの?
- 夏休みに旅行に行っても大丈夫かしら?
などなど、いろいろ疑問に思うことがあるのではいでしょうか。
今後数回に渡り、中学受験を始めるにあたって疑問に思うことについてを、今までの経験(【自己紹介】当ブログの管理者について(元塾講師・家庭教師))からお話したいと思います。
第1回目は、「中学受験の勉強はいつから始めるのがいいのか」「塾代はどれくらいかかるか」「夏休みに旅行に行っても大丈夫なのか」の3点について書いていきます。
目次
中学受験の勉強はいつから始めるのがいいの?
中学受験の勉強はいつから始めるのが良いかというと、小学3年生の2月からがいいと思います。
理由は、塾の小学4年生コースが小学3年生の2月から始まるからです。
中学受験の内容は小学5年生から小学6年生の1学期までで全てを扱うことになります。
しかし、小学5年生から始める場合も、小学4年生の2月からのスタートなるので注意して下さい。
塾で勉強する内容は、学校の授業のレベルと大きく違います。
そのため、最初は戸惑うことが多くあると思います。
また、塾に通う日(週2〜3回)、宿題をやる日など、勉強をするペースを作る必要があるので、慣れるまでに時間がかかります。
そうすると小学5年生で始めた場合、最初の単元を消化することが出来ない可能性が出てきます。
したがって、小学4年生からスタートをする方が余裕を持って取り組むことが出来ると思います。
小学4年生で習った内容は、繰り返し小学5年生・6年生で出てきます。
繰り返し学習することで、定着させることが出来るのも小学4年生から始めるメリットだと思います。
- 中学受験の勉強は小学校で習うレベルとは大きく違う
- 塾に慣れるまで時間がかかる
上記の理由から、中学受験の勉強は小学4年生から始めるのが良いと考えます。
小学1〜3年生までの勉強は?
それでは小学1〜3年生までの間はどんな勉強をしたら良いのでしょうか?
特別に中学受験を意識した勉強をする必要はありませんが、毎日勉強する時間を確保することが大切です。
勉強する習慣が身についているか、身についていないかによって、小学4年生からの塾通いに影響が出てきます。
学年が上がるごとに毎日の勉強時間を伸ばすようにすると良いでしょう。
学校の宿題だけでは時間が短すぎるという場合、市販の教材を準備するようにしましょう。
その時は、学校のレベルより難しく、お子様が興味を持てるようなテキストにすることをおすすめします。
四谷大塚から発売されいる「はなまるリトル」は小学1〜3年生のお子様におすすめです。
塾代は?
塾名 | 学年 | 授業料(4科) |
四谷大塚 | 小学4年生 | 33,000円(税別) |
小学5年生 | 41,000円(税別) | |
小学6年生(〜7月) | 52,500円(税別) | |
小学6年生(9月〜) | 72,500円(税別) | |
日能研 | 小学4年生 | 20,900円(税込) |
小学5年生 | 26,334円(税込) | |
小学6年生Aコース | 32,076円(税込) | |
小学6年生Mコース | 42,768円(税込) | |
SAPIX | 小学4年生 | 41,800円(税込) |
小学5年生 | 52,800円(税込) | |
小学6年生 | 59,950円(税込) | |
早稲田アカデミー | 小学4年生 | 27,600円(税込) |
小学5年生 | 44,440円(税込) | |
小学6年生 | 44,980円(税込) |
小学4年生の授業料は20,900円〜41,800円、小学5年生の授業料は26,334円〜52,800円、小学6年生の授業料は32,076円〜72,500円となっています。(2020年11月7日)
この他に入塾金、毎年のテキスト代(前期・後期)、テスト・模試代、諸経費がかかってきます。
また、夏期講習・冬期講習・春期講習、合宿、正月特訓などは別料金となっています。
毎月の授業料を調べる方は多くいると思いますが、講習会費やテキスト代なども出来る限り調べておくようにしましょう。
そうしないと、急な出費で驚くことになります。
※講習会や合宿、正月特訓は塾の売上の大きなウエイトを占めるので、参加するよう説得されることが多くあります。
夏休みに旅行は大丈夫?
中学受験の勉強を始め、塾に通い出すと夏休みに「夏期講習」があります。
夏期講習の目的は、
- 普段よりも勉強時間を確保する
- 1学期の復習をする
- 2学期の先取りをする(塾によって)
上記のようなものがあります。
1については、学校が休みなので早くから授業をすることにより、普段よりも長い時間を確保することが出来ます。
そのため、授業内でテストを行ったり、演習時間を長く取ることが出来ます。
2についてが夏期講習の1番の目的となります。
1学期に学習した内容の復習をすることで、定着を図ります。
冬期講習であれば2学期の復習、春期講習であれば3学期の復習をすることとなります。
中学受験の勉強は毎週新しい単元が出てくるので、復習をする必要があります。
3については、塾により違いがあります。
先取りを全くしないという塾もあれば、2学期の先取りをする塾もあります。
先取りをする塾であれば、その期間だけは出席する必要があります。
それでは夏休みに旅行に行けるかといいますと、小学5年生までであれば大丈夫です。
夏期講習といっても夏休み期間の全てではありません。
特に小学5年生までであれば、夏期講習は長くても2週間程度という塾が多いです。
そのため、夏期講習がない期間に旅行に行くことは可能です。
海外旅行でも構いませんが、出来れば社会で学習した地域に行くと、勉強になることでしょう。
たとえば、世界遺産を見に行くなどで良いでしょう。
小学6年生になると、夏期講習の期間が長くなるので、旅行に行くのが難しくなります。
また、夏期講習がない日も受験に向けて勉強する必要があります。
小学6年生の1年間だけは旅行を控えていただき、勉強に専念することをおすすめします。
まとめ
初めての中学受験の場合、いろいろと疑問がわいてくると思います。
周りに聞ける人がいれば良いですが、授業料や講習会費など結構なお金がかかってくる内容でしたり、お子様の成績に関係したりする内容ですと、なかなか聞くことが出来ないと思います。
そこで、中学受験について疑問に思いそうなことを何度かに分けて紹介していきます。
今回は、①いつから勉強を始めるか、②塾代はどれくらいか、③夏休みに旅行に行けるか、といった内容について書いてみました。
これから中学受験をさせようと考えている保護者の方の参考に少しでもなれば嬉しい限りです。
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