中学受験で大逆転をした生徒たちの勉強法

中学受験に大逆転した勉強法

家庭教師や塾講師をしていた時、中学受験で大逆転をした生徒を多くみました。

模試の結果を見る限りでは、厳しい受験になるだろうと思っていた生徒から合格の連絡が来ると、心から嬉しくなるものです。

生徒や保護者の方が最後の最後まで頑張った結果でしょう。

中学受験で大逆転をした生徒たちが、どんな勉強をしていたのか、どんな特徴があったのかについて、見ていきましょう。

模試の合格判定は50%以下

合格率50%以下

四谷大塚の合不合判定テスト、日能研の合格判定模試、SAPIXの合格力判定模試で志望校の合格判定50%以下という生徒は多くいました。

その生徒たちの中に、中学入試で合格を勝ち取った人も多くいます。

まず、一番注意が必要な点として、

「模試と志望校の入試問題の違い」

があります。

模試は多くの生徒が受けるため、一般的な形式の問題となっています。

しかし、中学校の入試問題は学校によって「記述問題」が多く出題されることもあります。

そのため、中学受験は模試の結果だけで合否を判定するのが難しくなっています。

次に、最後の模試を受けるは12月だと思います。

そこからの1ヶ月で、一気に成績を上げる生徒もいます。

受験直前期は体調管理に気をつける必要がありますが、勉強量を減らさないことが大切です。

最後の追い込みで合格を勝ち取った生徒は多くいます。

模試の合格判定が50%以下だったからといって、最後まで諦めないで下さい。

まとめノートの作成と活用

まとめノート

直前期の勉強方法として、まとめノートの作成があります。

今までもまとめノートを作ってきた人は多いと思います。

まとめノートを見返しているだけよりも、書いた方が記憶に残るものです。

移動時間は以前に作ったまとめノートを見返すだけでも良いでしょう。

また、間違えた問題をまとめたノートも作っている人が多いと思います。

しかしながら、「ただ作っただけ」になってしまっている人も多いと思います。

せっかく作ったノートをどう活用するかを早い段階で考えておく必要があります。

たとえば、左のページには問題だけを貼っておき、解き方などは右のページにまとめておくと、後で問題だけを見て、もう一度解き直しをすることが出来ます。

まとめノートを作る時は、「ただ作るだけ」にならないよう注意して下さい。

分野を絞った勉強に特化

分野を絞った勉強

受験まで1ヶ月となった時、全ての科目の全分野を復習することは非効率です。

各科目とも、1ヶ月で伸びる分野に特化した勉強に変えていくことが効果的です。

お子様によって苦手分野が違いますので、あくまでも参考として見ていただければと思います。

国語

  1. 漢字
  2. 慣用句・ことわざ・四字熟語
  3. 指示語に関する記述問題

 

国語の入試問題で「漢字」は多くの学校で出題されています。

1ヶ月あれば十分覚えることが出来ます。

他の受験生に差をつけられないよう、毎日コツコツ練習を続けていきましょう。

練習をする時に、止め・ハネを丁寧に書くようにして下さい。

学校によっては「知識事項」に関する問題が多く出題されることがあります。

慣用句・ことわざ・四字熟語など、覚えていれば得点になる分野を中心に、知識事項の復習に時間を取るようにしましょう。

練習する時に、漢字で書けるようにしておくことが大切です。

記述問題は1ヶ月で対策をするのは厳しいのですが、「指示語に関する記述問題」であればパターンで答えることが出来ます。

多くの場合、指示語の前の部分に答えとなる箇所がありますので、本文中の言葉を使って字数以内にまとめる練習をしておきましょう。

算数

  1. 計算
  2. 単位の変換
  3. 角度に関する問題

 

算数の入試問題で「計算」は多くの学校で出題されます。

四角を使った逆算も定番です。

時間短縮のため、出来る部分は暗算をして欲しいと思いますが、ミスをしてしまったら元も子もありません。

そこで、暗算をして間違えないレベルを自分で把握しておくことが大切です。

間違えそうな部分の計算については、余白で筆算をしたり、途中式を書いたりしてミスをしないようにしましょう。

受験直前になっても「単位の変換」があやふやな人は、もう一度しっかり確認をしておきましょう。

計算問題の中に単位に関する問題が出題される可能性があります。

また、水槽の問題でも単位変換が必要となる場合がありますので、しっかり定着させておく必要があります。

「角度に関する問題」は、パターンが決まっていることが多くあります。

もちろん複雑な難問もありますが、まずはパターンをしっかり確認しておくことが重要です。

折返しの問題、円の中の角度などは定番です。

パターン以外の問題が出題された場合は、少し考えてみて解き方の方針が立たなければ後回しにしましょう。

理科

  1. 植物
  2. 動物
  3. 地層

理科の分野で見た場合、直前期は生物分野の勉強が一番効果的です。

理由は、覚えることに得点につながるからです。

植物や動物については、頻出単元ですので忘れていることがないか確認をして下さい。

また、地層についても覚えることで得点につながるので、直前期の勉強にはおすすめです。

逆に、複雑な計算が出てくる「ばね・滑車」の単元は時間がかかると思います。

社会

  1. 時事問題
  2. 統計資料
  3. 漢字の練習

中学受験の社会の問題では、時事問題が出題されるケースが多く見られます。

時事問題に特化したテキストが発売されるのが毎年11月頃なので、他の受験生と差がついていません。

時事問題の勉強をしていると、関連する地理・歴史・公民の復習をすることも出来ます。

入試直前期にもう一度時事問題集を確認すると効果的です。

中学受験で出題される統計資料については、その年の「日本国勢図会」のものが使われることが多くなっています。

農業生産物・工業製品・貿易品・貿易国など、最新の資料を確認しておくことが重要です。

1〜3位までは確実に覚えておく必要があります。

最後に、用語・人名・地名の漢字練習をしておきましょう。

中学入試の社会の問題は、漢字指定になっていることが多くあります。

せっかく答えが分かっていても、漢字で書けないと得点になりません。

悔しい思いをしないためにも、漢字練習をしておくことをおすすめします。

受験に向けて

受験校選び

中学受験で大逆転をした生徒に共通している点として、事前に合格校があったことです。

1月から始まる埼玉・千葉の入試で合格を勝ち取り、調子良く勉強を続けていたという特徴があります。

2月1日から始まる東京・神奈川の入試の前に、試し受験をする生徒は多くいます。

ここでしっかり合格を勝ち取ることが大切です。

「受かっても通うことはないので、受験させません」

「受験するのは偏差値50以上の学校だけにします」

以前に保護者の方に言われた言葉です。(保護者の見栄で中学受験をし、自信を喪失してしまうと大変なことに)

しかし、2月1日からの本命校を受験する前に、入試の雰囲気を感じること、合格の喜びを味わうこと、自信をつけさせることが目的ですので、確実に合格出来る学校を1校は受験させておくべきです。

また、1月入試の問題は今年のトレンドになっているケースもあるので、社会や理科などの時事問題はとても参考になります。

本命校の受験に向けて、1月入試をしっかりと検討しておくことが大切です。

まとめ

中学受験は高校受験や大学受験よりも大逆転が起きることが多くあります。

12歳のお子様が受ける受験ですので、当日の精神状態によって合否が大きく左右されます。

そのため、事前に出来るだけ自信を持たせ、落ち着いて受験に臨めるよう準備をしておく必要があります。

また、直前期(入試1ヶ月前)の勉強によって、成績が上がってくるのも中学入試の特徴です。

模試の合格判定が50%以下だったとしても、最後まで諦めずに頑張って欲しいと思います。

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