中学受験の塾選びをする時に「性格に合わせた塾選びが大切」ということを目にしたり、聞いたりしたりしませんか?
高校受験を目指す中学生であっても性格に合った塾に通うことで成績は上がると思います。
また、志望校によっても塾は違ってきます。
今までの経験(【自己紹介】当ブログの管理者について(元塾講師・家庭教師))から、お子様の性格・志望校に合った塾選びのポイントを書きました。
全てのお子様に当てはまるわけではありませんが、参考にはなるかと思います。
お子様に合った塾を見つけて、成績UP、志望校合格を目指して欲しいと考えております。
目次
積極的な性格の場合
積極的な性格なお子様の場合、個別指導や家庭教師よりも、ライバルを見つけることが出来る集団授業形式の塾が合っていると思います。
多くの集団授業形式の中から、お子様の志望校に合った塾を見つけることで合格に近づくことが出来ます。
ここでは、私立志望と公立志望に分けて説明をしております。
私立志望
積極的な性格で私立志望のお子様の場合、大手進学塾の集団授業形式が良いでしょう。
理由は、2つあります。
- 周りに同じような友達がいて、積極的に参加できるため
- ライバルが見つかり、やる気が継続されるため
周りに同じように私立高校を志望している生徒がいると、一緒に頑張ることが出来るようになります。
大手進学塾の集団授業形式の場合、カリキュラムが私立高校の入試をターゲットにしています。
私立高校の入試問題の方が公立高校の入試問題よりも難しいため、難易度の高い問題を塾では扱っています。
また、同じような生徒が集まっているので、ライバルを見つけることが出来ます。
大手進学塾の場合、近場の2〜3校の中学生が通っているケースが多くなっています。
そのため、学校に同じくらいのレベルの友達がいなくても、塾には同じくらいレベルの生徒がいたりもします。
さらに中学3年生になって、特別講座(拠点校開催)に参加をするようになると、驚くほどレベルが高い人達に囲まれて授業を受けることになります。
積極的な性格のお子様であれば、追いついて行こうと必死に勉強するのではないでしょうか。
積極的な性格のお子様には、ライバルを見つけやすい集団授業形式の大手進学塾がおすすmです。
公立志望
積極的な性格で公立志望のお子様の場合、地元の個人塾が良いでしょう。
理由は2つあります。
- 学校の定期テスト対策が充実しているため
- 流されることがないため
大手進学塾の場合、私立高校をターゲットにしていることが多いため、学校の進度よりもだいぶ早く進みます。
定期テスト2週間前くらいから、対策授業や宿題が出されたりもしますが、正直なところそれほど効果的な対策ではなかったりもします。
積極的な性格のお子様の場合、周りの生徒に負けたくないという気持ちから、目標(公立志望)がぶれてしまうことがあります。
地元の個人塾の場合、学校の定期テストで点数を取らせることに重点を置いていることが多いので、普段から学校の勉強を意識しています。
具体的には、学校の進度よりも少し先を行き、早く進んでいるようですと復習の時間を取ったりします。
また、学校の授業に沿っているテキストを使っていることが多いので、国語は教科書の出ている文章と同じものを学習することが出来ます。
大手進学塾ですと、各教室ごとに合格実績の目標が設定されています。
そのため、公立志望の生徒にも私立高校の受験をすすめることがあります。
公立志望であれば、押さえの私立高校を1校併願受験すればと良いと思いますが、色々とすすめられると思います。
大手進学塾の場合、周りの生徒がいくつもの私立高校を受験するので、ついつい先生に言われたとおりに受験をしてしまうこともあります。
私立高校の入試の方が早いため、公立志望であっても私立高校の合格に満足して、受験を終わりにしてしまう生徒がいます。
その点、地元の個人塾は生徒の志望校について、大きな問題がない限り、口出しをしてこないでしょう。
個人塾は少人数制の授業が多いと思いますので、積極的な性格のお子様であれば質問がしやすいのもメリットといえるでしょう。
消極的な性格の場合
消極的な性格のお子様の場合、大手進学塾などの集団授業形式ですと質問をすることが出来ないことがあります。
説明を聞いて理解出来れば問題ありませんが、疑問点が出た場合に自分から質問することが出来ないと分からないまま進んでしまう危険性があります。
そこで、個別指導や家庭教師といった周りの目を気にすることなく先生に質問出来る形式が良いでしょう。
ここでもお子様の志望校に分けて説明をしております。
私立志望
消極的な性格で私立志望のお子様の場合、レベルの高い個別指導の塾が良いでしょう。
個別指導の塾は多くありますが、学校の補習をメインとしている場合があります。
まずは説明を聞き、志望校を伝えてみましょう。
その上で、どんなテキスト使って、どんな進度で進めていくのかを確認してみましょう。
ここで、
「実際に授業をしてみて、お子様の進度に合わせて進めていきます。」
と言われたら注意が必要です。
確かに、授業をしてみないとどこまで出来ているのか分からない部分が多くあります。
また、お子様の進度に合わせるというのも安心が出来そうに聞こえます。
しかし、入試までの期間は限られているので、限られた期間内に合格点が取れるように指導してもらわなければなりません。
そこで、まずは入塾テストを受け、その結果をもとにどう進めていくのかを明示してもらいましょう。
公立志望
消極的な性格で公立志望のお子様の場合、学校の進度に合わせて進めてくれる個別指導塾が良いでしょう。
定期テストで高得点が取れるように進めてくれる個別指導塾を見つけるのが良いでしょう。
探し方としては、近所にある個別指導塾に問い合わせをし、過去何年分の過去問があるのかを聞いてみて下さい。
しっかり過去問を回収し、分析をしている個別指導塾であれば定期テストの対策をしてくれます。
また、最初に公立志望ということを伝えておくと、内申点の重要性を知っていますので、進め方を考えてくれると思います。
中学3年生の場合は、公立高校の入試に向けての対策もしてもらうことが大切です。
個別指導ですので、科目の選択などは自由がききますので、苦手科目を重点的に指導してもらうようにしましょう。
まとめ
私立高校受験の場合、当日の試験で何点取れるが重要になってきます。
学校の授業レベル以上の内容が出題されるので、普段から難易度の高い問題に慣れておく必要があります。
大手進学塾など難関校受験に特化したカリキュラムが有効です。
特に志望校別の授業があれば、周りの友達と一緒に頑張れたりもします。
公立高校受験の場合、内申点が重要になってきますので、普段から学校の勉強を頑張ることが大切です。
そのため、大手進学塾よりも地元に根づいた個人経営の塾の方が良いケースも多くあります。
大手進学塾の広告を目にする機会が多いと思いますが、志望校によっては周りと違った選択をすることも考えてみましょう。
塾に通っただけでは高校受験に合格したり、成績が上がったりしません。
塾に通って授業を受けて、さらに自分で勉強しないといけません。
自分で勉強するということは、「やる気」が出ないとですよね。
そのためにも、お子様に合った塾を見つけることが大切です。
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