冬期講習に参加しようかと考えている人には色々な理由があると思います。
- 中学1年生で2学期の成績が悪かった
- 中学受験を始めようと思っている
- 転塾を考えている
- 受験学年の冬期講習
など、いろいろとあると思います。
今までの経験(【自己紹介】当ブログの管理者について(元塾講師・家庭教師))から、冬期講習についてケースごとに説明をしていきます。
当てはまる方は是非お読みいただければと思います。
目次
中学1年生の冬期講習の内容
冬期講習の内容は2学期に学習した復習を行う塾が多くなっています。
中学1年生で1学期の定期テストの結果が良くて、2学期の定期テストの結果が下がってしまった人が多く参加していたりします。
ただ、中学1年生の2学期の定期テストで点数が下がってしまうことはよくあることなので、あまり心配はいりません。
中学1年生の1学期の定期テストは試験範囲が狭く、内容も難しくありません。
しかし、中学1年生の2学期の定期テストは試験範囲が広がり、内容も難しくなるため、多くの生徒が点数を下げてしまいます。
ここで大切なことは、2学期の定期テスト前の勉強法では点数が取れなくなっていることに気付くことです。
3学期の定期テスト前は2学期の定期テスト前よりも早い時期から、細かい部分まで確認するようにしましょう。
さて、中学1年生で冬期講習に参加すること自体は無駄ではありません。
2学期の復習をすることで、内容の定着を図りましょう。
しかし、冬期講習に参加したからといって、3学期の定期テストの点数が上がるわけではありません。
塾の授業を受け、勉強の仕方を学ぶ、塾の授業に慣れる、塾の雰囲気を感じることで、今後も塾に通うかを考えてみることが大切です。
中学受験の勉強を始めるきっかけ
中学受験の勉強を始める方が多いのは、小学4年生か小学5年生です。
注意が必要な点として、
塾の小学4年生は小学3年生の2月、小学5年生は小学4年生の2月から始まります。
そのため、冬期講習は塾選びをする最適な時期となります。
冬期講習は小学校が冬休みの時期に開講されます。
そのため、12月・1月に塾を体験出来ることとなります。
中学受験の勉強を始めさせようと考えている場合、気になる塾の冬期講習に参加して雰囲気を感じることは効果的です。(家庭教師や塾の無料体験を上手に活用する方法と注意点)
入塾して塾に慣れるまでの期間は、学習内容を定着させることが難しくなります。
いきなり2月からスタートするのではく、冬期講習で慣らしておくと2月からのスタートが楽になります。
また、冬期講習に参加した後、入塾すると入塾金の免除などの特典があったりするので、有効活用するようにしましょう。
高校受験のコースは3月スタートの塾が多くなっています。
冬期講習に参加して、そのまま入塾する際の注意点として、テキストを購入する必要があるのかを確認しておきましょう。
塾のテキスト代は高いので、あまり使うことがないテキストは購入しないですむか確認をしておくと良いでしょう。(自分で勉強するお子様はこの限りではありません)
転塾を考えている
今通っている塾で思うように成績が上がらない場合、転塾を考えることもあると思います。
転塾を考える場合、普段の時期に体験に行ったりするのは難しいかもしれません。
1回の体験で転塾を決めるのは避けた方がいいかもしれません。
そうすると講習会など、ある程度「塾の様子が分かる機会」を利用してみる方が良いでしょう。
その際、注意することとして、
使っているテキストが違うと、未習単元が出来てしまう可能性がある
ということです。
事前に塾で使っているテキストの確認、冬期講習の内容の確認をしておくようにしましょう。
もし使っているテキストが違う場合は、学習単元で未習範囲が出来てしまわないか注意して下さい。
万が一、未習単元が出来てしまいそうな場合は、転塾を決定したらフォローしてもらえるか聞いてみましょう。
また、冬期講習後に転塾する場合、テキストを購入する必要があるのかも確認をしておくと良いでしょう。
入塾金の免除などの特典があったりするので、講習会後に転塾をするのは金銭的にも有利な場合があります。
受験学年の冬期講習
受験学年の場合、冬期講習はまとまった時間が取れる最後のチャンスです。
そのため、とにかく冬期講習に申込みをするという人が殆どだと思います。
しかし、冬期講習の内容を確認した方が良いでしょう。
中には、授業内で過去問演習だけをする場合もあります。
もちろん過去問演習後に解説があると思いますが、自分の受験する学校と同じ傾向の問題だけをやるわけではないでしょう。
特に中学受験を目指している小学6年生の場合、志望校の入試問題が記述だけということもあると思います。
その場合、勇気を出して冬期講習を受けないという選択肢もあります。
もちろん勉強はしないといけないので、塾の冬期講習と同じか、それ以上の時間勉強するようにしましょう。
また、記述問題の対策や苦手分野の対策に特化した指導を受けるため、プロ講師にお願いするのも1つの方法でしょう。
プロ講師の指導を受ける場合、事前に苦手分野や扱って欲しい分野をしっかりと伝えておくことが重要です。
もちろん志望校も伝え、直近の模試の結果なども見せるようにしましょう。
せっかくの個人指導ですので、最大限の効果を目指して下さい。
まとめ
冬期講習に参加する人には色々な理由があると思います。
どんな理由であっても、「成績を上げたい・志望校に合格したい」という根本は同じでしょう。
そのために、冬期講習の内容の確認は必ずしておくようにしましょう。
また、今通っている塾から違う塾に変えようか悩んでいる方は、未習分野に注意をして下さい。
夏期講習や春期講習に比べると、冬期講習の期間は短いです。
それでも結果が出るようしっかり頑張って欲しいと思います。
特に受験生は最後の追い込み期間なので、悔いが残らないよう精一杯努力して下さい。
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